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2016.11.01

4周年記念レッスン

こんにちは!久しぶりに青江です。
今日から11月。
ここから年末までは、
お花もお菓子もご依頼が増えて、日々駆け抜けるように過ぎて行き、
気付くともう大晦日。というのが恒例になりつつあります。
同様に、忙しくなる方も多いかと思いますが、
体調管理を第一に、寒さに負けずがんばりましょうね!

ここ数日の私はというと、
年末のレッスンを考え、告知・集計に追われつつ、
10月29日に世田谷市場で開催された花フェスにおいて、
デモンストレーションを担当させていただくための準備や構想と、
なにかと忙しくしておりました。

レッスンには、今回も多くの皆様にレッスンのご登録をしていただき、
本当にありがとうございます。
まだ空席のある枠もありますので、
もしもご興味のある方はぜひ、ご検討いただければ幸いです。
また、デモンストレーションにおいても、
多くの皆様に応援いただき、ありがとうございました。

一緒にステージに立った安藤理恵子さんとは、
フランスの研修時代、同じフローリストで働いたことからのご縁で、
こうして一緒に仕事ができることがとても嬉しい時間でした。
多大なサポートをいただいた世田谷市場の皆様にも、
心から感謝しております。

デモンストレーションについてはまた、
もしも写真などが手に入ったらご紹介しますねー。

今回は、4周年記念レッスンで作ったブーケのご紹介。

この夏の研修で得たものを活かしたブーケ、ということで、
この度でたくさん美術館へ行って絵画を見た経験から、
今回は絵画の印象を閉じ込めたブーケをご提案しました。

前半は、印象派の絵画をイメージしたブーケです。
印象派は、光を絵画で表現したといわれています。
絵の具をパレットで混ぜて混色すると黒に近づいてしまうのに対して、
キャンバスに色を並べることによって、
人の視覚において混色して光を表現したという点にとても惹かれて、
お花でそれを表現できたら、と思って作成してみました。

IMG_5972a.jpg

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原色に近いお花を細かく配置することで、隣同士の色が混ざって、
明るい光になっていく感覚。
ブーケの中から感じてもらえると嬉しいなと思います。

後半は、自分が好きな画家、マリーローランサンの絵画をイメージしたブーケです。
女性作家らしいやわらかい色調と、夢の中にたゆたうような印象をもたらすグレイ。
そして、その中に描かれる女性の白い肌。
そこから、アンティークな色彩に白をアクセントにする面白さを感じて、
ブーケに表現してみました。

IMG_5986a.jpg

柔らかい絵画の印象を出せるように、ふわっとしたお花や、茎のしなやかなお花をつかってみました。

絵画の色彩はもちろん、
その絵画から受ける印象をブーケの色彩や動き、テクスチュアで表現していけたら、
絵画という分野だけでも、もっともっと面白いブーケが出来そうな気がしています。

今後もまたもしかしたら、そんなテーマのレッスンをすることがあるかもしれませんが、
ぜひ、楽しみにしてくれると嬉しいです!


※レッスンにて、
バーレイポキャパインというかわいくも面白いダリアを使った回がありまして、
あまりにかわいいので、最後にちょっとご紹介。

IMG_5974a.jpg

トゲトゲした花びらで、サイズも控えめながら存在感抜群!
その時はすっかり、「印象派のブーケ」というより
「ポキャパインのブーケ」としてお楽しみいただきました(笑)。

ご参加してくれた方から後日教えていただいたのですが、
Porcupineで、ヤマアラシという意味だそうで、
このトゲトゲした感じをヤマアラシに例えた名前かなーと、
自分も納得させていただきました! 
レッスン中、パインに似てるからかなー、なんて言ってましたが、
適当なことを言ってられないですねー(笑)。
教えてくれてどうもありがとうー!!!