2017.06.30
クチナシを使って
こんにちは。jardin nostalgiqueの青江です。
7月になり、気温がぐっと上がりましたね。
いよいよ夏到来という感じがします。
2012年のお店のオープン以前、
アトリエ時代から開催しているお花のレッスンでは、季節のお花をテーマに
いろいろな作品を提案しているのですが、
6月にいつも開催しているのが、クチナシを使ったブーケです。
見た目も清々しいお花ですが、やはりその香りに惹かれます。
香りのあるお花は、その香りをかぐと、ふと過去のその香りの中にいた場面を思い出したりします。
クチナシもやはり、その香りとともにいろいろな思い出を思い出す花です。
そんなこんなで、この時期みなさんにどうしてもおすすめしたくなります。
クチナシの清々しさを活かすように、
白とグリーンであわせたり。
ハーブのグリーンと合わせると、瑞々しい印象もあるし、
何より香りのコラボレーションで、束ねていると本当に幸せな気分に。
昨年は少し趣向を変えて、
乾いた印象、シックな印象のお花とともに使ってみました。
ネイティブと言われる南半球から来る花達は、固い乾いた印象で、
硬派な表現もできるのですが、自分はそこにちょっとロマンチックな花やかわいい花を添えた時に生まれる
素朴でポエティックな雰囲気が好きです。
この時のロマンチック・かわいい担当は
クチナシやラベンダー、マトリカリアなどでしょうか。
そして今年は、やさしいクリーミーな雰囲気にしてみました。
クチナシの優しいマットな白とクリーミーな色彩で
とっても優しいブーケです。
クチナシが徐々に黄色くなっていく過程も楽しんでもらえるかなーと。
こうしていろいろな作品にしているクチナシですが、
そのまま飾るだけでもとても魅力的。
咲くと花がうつむきがちで、すぐに枯れたような黄色になってしまうのですが、
その変化も個性の一つ。
黄色になった花もまだまだとても良い香りを放ってくれるので、
最後まで楽しむのがおすすめです。
黄色くなった花は、フレッシュな印象の花と合わせると時に枯れたように見えてしまうので、
そうなったら、ちょっとアンティーク・ジャンクな器や
古書などの小道具を横に置いたりして、風合いが生きる演出をしてみるのも良いですよ!
水揚げについては、大きな葉をすぐに外して
茎を割って深めのお水に活けてあげています。
もう出荷も終盤!?と思うのですが、
またもしどこかで見つけたら。。。もしくは来年。。。
ぜひ、お楽しみいただければいいな、と思います。