2017.10.14
秋の色
こんにちは。jardin nostalgiqueの青江です。
いつの間にかもう10月。
9月はまだ残暑が。。。とも思っていましたが、
朝夕などは涼しく、すっかり秋も本番になるのだなーと感じますね。
お店の花のディスプレイも、入ったらすぐに
秋色のお花が見えるようにしてみました。
秋らしい色あいの表現って、いろいろあるなあと思いますが、
自分にとっては紅葉のように鮮やかな赤・橙などをはじめとした
鮮やかでこっくりした色彩が思い浮かびます。
夏の、ぬけるような彩度の高い明るい色合いとはまた違って、
彩度が高くてもちょっと黒が入ったトーン。
自分の尊敬する先輩フローリストが、
「こくのある色」という表現をしていたので、
なんだか自分も気に入ってよく使っているのですが、
まさに、こくという言葉が似合う色。
反面、ブラウンやベージュをまとったアンティークで深みのある色彩も秋を感じますね。
秋という季節がなんだかシックな印象があるからでしょうか!?
そして、冬になるにつれて、ブラウンがグレイになっていく印象があります。
ごく鮮やかな色彩からも、ちょっとくすんだ色からも
秋を感じるなんてなんか面白くて、
秋ってそれらしい色の幅が広いのかなーなんて思ったりします。
花選びで秋らしさを出すときは、
全部まさしく秋色のお花を用いるともちろん秋感がでますが、
ピンクやパステルの色彩にも、赤茶色に紅葉している
紅葉の葉を入れるだけで、優しい秋の表現になるように、
少しの秋色を取り入れるだけでもとっても上品に表現できるので、
そうやって秋の色合わせの幅をふやしていけるといいかなーと思っています。
いろんな色が似合う秋ですが、
お花屋さんで販売しているお花については、香るお花は春より控えめな印象です。
路地では、ふと香る金木犀の香りが秋を告げてくれますが、
主に、お花の香りよりもおいしいお食事の香りが先に想像されてしまいます(笑)。
でも、そんな中今、出荷されているチューベローズはとっても良いかおり。
ブーケの香りづけにこっそり入れてみたりしつつ、少し自宅用に持ち帰ってしまいます。
今後も良い状態で出荷されていたら仕入れてみますので、もしも見つけたらぜひ!