2017.11.14
絵画の色彩と色の表現
こんにちは!jardin nostalgiqueの青江です。
もう11月も終盤。クリスマスソングも似つかわしくなってきましたね。
jardin nostalgiqueでも、クリスマスにちなんだレッスンを開始していて、
先日まで開催されていたのは、スワッグのレッスン。
今年は、縦に長いタイプと、横に長いタイプを作成しました。
いろいろな色、形で楽しめるスワッグは、店頭でも大人気で、
お店にたくさんご用意しています!
レッスンは終了しましたが、素材としてご用意したり、
もちろんまだまだオーダーメイドも承り中です!!
jardin nostalgiqueでは、ケーキのご注文も承り中です!
今年の一押しはブッシュドノエル~フォレノワール~
大人なクリスマスにオススメですー!!
いろいろ詳細は、jardin nostalgiqueのHPをご覧くださいませ!!
そして、今週からリースレッスンがはじまります。
クリスマスソングも準備して、今年も楽しくがんばりたいと思います!
さて、タイトルとは関係のないクリスマスの告知はほどほどに、
ようやく今日のコラムですが、
今回は先日まで開催していたレッスン、ルノワールの花束をご紹介します。
印象派の画家の中でも好きな方が多いルノワール。
自分も大好きな画家のひとりです。
そんなルノワールがよく使ったというオレンジ味を帯びたピンク。
女性の肌の色や、花の色、背景などにも多く使われていて、
フランスの伝統色の中でも、ローズドゥルノワールとして、
しっかり名の残っている色です。
そんな色をベースに、ブーケにしてみました。
一緒にあわせたのは、反対色の明るいブルー。
印象派の画家は、細かい色を絵の具としてパレット上で混ぜずに、
キャンバス上に色を並べることで、
各色の反射する様々な色の光が視覚の中で混ぜ合わせることで、
明るい光を表現したといわれています。
ブーケの中で、オレンジの反対色のブルーを細かく並べることで、
そんな視覚的な効果で、明るさを感じられないかなーと思いました。
そうでなくても、デルフィニュームやニゲラなど、
花弁の薄い花に光が通る様子は、
明るさを感じる表現になるかなと思います。
絵画で素敵だなと思った色合わせを取り入れると、
今までにない色の合わせ方ができるものですね。
ローズドゥルノワールという色彩に似合う花って、
探すと結構あったのですが、
今回、その名前を意識するまでは、
「オレンジ味のピンク」とか、「こっくりしたオレンジ・ピンク」
なんて言って表現したのかなと思います。
ところが、今回、こうしてローズドゥルノワールという名前に出会ってから、
それらの色が、そんな素敵な名前を持って見えてくるし、
なんだか品格のある色に見えてくるから不思議。
色彩の本をみていると、なんともおしゃれな色の名前がたくさんあります。
流行色などをしらべていくと、色合わせにも素敵な名前がついていたり。。。
本当にわくわくします。
花もやっぱりわくわくを提供するものかなと思うので、
同じ色でもなんだか興味をそそる名前で表現したり、
由来を聞いて、納得してもらえるような色の表現ができたら、
一つのブーケで語れることがどんどん増えていきそうな気がしています。
これからも、素敵な色や色合わせの名前を見付けて、
みんなにわくわくしてもらえたら嬉しいなーと思います(笑)