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2022.12.25

ファンタジーで!わくわくクリスマス!

こんにちは!jardin nostalgiqueの青江です。

今日はクリスマス!そしてもう1週間したらお正月!

1年、本当に早いものですねー!!

ジャルダンノスタルジックのクリスマスは、お花にケーキに大忙し。

ケーキはタカさんしか作れないので、作成に集中してもらえるように、

お花部門はお花部門でせっせとそれぞれがんばる毎日です。

12月中旬まで開催していた2022年第二弾リースレッスンでは、

第一弾の星月夜のリースに続いて天体シリーズ!!?

雪の舞う月の夜をイメージして、

白と針葉樹のグリーンにちょこっとプラチナをアクセントにした、

しっとり静かな印象のリースをご提案しました!

レッスンの際はいろいろな素材を混ぜ込む為、作成に時間がかかることが多く、

針葉樹の多くはカットして皆様をお待ちしております。

今年はスタッフの奈鶴さんにカットをお願いすることが多く、

みんなから「チョキっ娘」と呼ばれつつ、

最終的にはうつろな目をしながら・・・ひたすら針葉樹をカットしてくれたことは、

リースのようにしっとりとはいかない準備の風景の思い出となっています。

今日は、そんなリースのレッスンを終え、

つい先ほどまで開催していたブーケレッスンのご紹介です。

「ブーケ ノエルのシークレットガーデン」というテーマのブーケでしたが、

今回の裏テーマは「ファンタジー!」

現実世界から離れたところにイメージを持って、花選びしてみました。

導入として皆様にご提案したストーリーは、


クリスマスの前、数週間だけオープンする冬でも花が咲き誇る秘密のお庭。

プレゼントを届けるお仕事が無い間、

なんと、サンタさんは一生懸命、お庭でお花を育てていたのでした。

そのお庭では、サンタさんの魔法の力で、冬の寒さも関係なく、

束の間のオープンに合わせて様々なお花が咲き誇ります。

カラフルな花、不思議な花、かわいい花・・・などなど。

気ままに育てられたお花達がいっぱいの庭は、

ワクワクをうっかり忘れた大人達に、

ときめく子供心を思い出させてくれました。

「クリスマスってやっぱりいいね!楽しいね!」って。

以上、ぶっとび自作ストーリーを踏まえ、

季節感にも、お花の産地にも、

ジャルダンノスタルジックらしくナチュラルであることにも、

何にもこだわりを持たず、

気ままなサンタさんが育てた秘密の庭に咲いていそうな、

へんてこな花やグリーンをいろいろ集めてみることにしました。

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そんな花集めはとっても楽しくて、

ふと気づくと、市場にはファンタジー世界にいそうな

不思議でへんてこなお花がいっぱい!

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花びらの重なりの中からまた葉っぱが出てきたり、

花弁がチリチリだったりするバラの花は、

サンタさんがいたずらな魔法をかけたよう。

いつも自然味を感じなくて使わなかったガーベラは、

メルヘンやファンタジーの中にはいくつでも咲いてそう。

葉っぱも、冬の針葉樹にこだわらず、広葉樹もプラスして季節もあべこべに。


市場をシークレットガーデンを見立てたお花の収穫は、

「気まぐれサンタさんのガーデンだから」

という便利なイメージを基に、

日ごろ意識してしまうフィルターを外して、

とにかくワクワクするものを集める!という作業で、

あっという間に楽しく終えることができたのでした。


サンタさんが庭に植え付けるお花を決める時、

お招きする皆様への真心として決めた色のイメージは、

寒い冬だからこそ暖かい色味のお花を、とのことでした。

(再度メルヘンファンタジーストーリーへ。脳内がファンタジーに占拠されそう!)


暖炉やキャンドルの炎の色のように、

暖かい赤~オレンジの色彩で、

みんなにほっこりした気持ちを届けたい!と、

サンタも青江も思ったようです。


束ねる際は、摘みたてのお花の伸び伸びした印象を大切に、

少し長めのフォルムで、お庭に生えている勢いを失わないように束ねることを意識しました。

長く束ねると自然に横顔が出来てきますが、

ラウンドブーケのように横顔を埋めて形づくるのではなく、

ラフに彩るのがガーデン風のブーケの風情かなと思います。

はっきり言って、摘むことが楽しいガーデンでのブーケ作成では、

細かいフォルムなんて言いっこなし!という気分!

なので、長めの横顔は、

縦に花や葉が付く、彩りをいっぺんに入れてくれるお花や、

動きのあるお花、短くカットしたお花をそっとあてる程度で、

作成はざっくり終えます。

お花の密度を作る際には扱いづらい曲がったお花や、

ブーケの中に入れたら埋もれてしまいそうな縦に花が付くお花を、

こうして適材適所に輝かせてあげられると、

一瞬だけこのブーケがレッスンで上手に束ねることが目的のブーケのような気がして、

いけないいけない、と

ただワクワクの中、ファンタジーのお庭の中で無邪気に束ねているという前提に立ち返るのでした。


そんな、なんとも

レッスンのようなレッスンでないような、

現実のような現実でないような、

ノエルのシークレットガーデンのブーケ。

非現実という、また新しい世界の扉が開いた気がして、

ファンタジーにはちょっと病みつきになりそうな予感です。


この先・・・

ハロウィンにはおばけに

イースターにはウサギや卵(!?)に

ひな祭りにはお雛様に

七夕には織姫と彦星に

都合よくシークレットガーデンを耕していただくことになってしまうかも。。。

意外とみんな乗り気で耕してくれるのではないかなー。

なんて、2022年最後になるであろうコラムでしたが、

今年もコラムを読んでくださった皆様、どうもありがとうございました!

来年も、気ままに綴っていきたいと思いますので、

どうぞよろしくお願いいたします。

皆様、良いお年をお迎えくださいね!